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残酷な女 


女の恐さってなんだろう?
一瞬で過去と決別できるデジタル脳を持っていること。
昨日まで信じて疑わなかった女が、今日はもう別の男と愛を語り合う。
男にとって甘く切ない思い出の全ても、女にとっては過去の記憶の一部にすぎない。
女々しいという言葉は、アナログ脳を持った男のためにこそあるものなのだ。
思えば20代の頃には、そんな女の脳特性がまったく理解できなかった。
彼女の頭の中で、2人目の男とか、3人目の男という記号に置き換えられている自分が、ひどく粗末に扱われてるように思えて、怒りさえ覚えたものだ。
(それが度を越していくとストーカーになる)
しかし、男の恋愛脳はそう簡単にデジタル処理には至らない。
例えケンカ別れしてしまった女であっても、目の前に現れて、ほんの一瞬だけでも止まり木にさせて欲しいと懇願されれば、宿も貸すし心のよりどころにもなる。
男は馬鹿だ。
「お前などどこへでも行き、勝手に野たれ死ね」とは決して思わない。
ところが女は普通に思うし、それっぽいことを平気で口に出しさえする。
男の本能は種を撒き散らす欲求に、女の本能は種を選ぶ欲求に、それぞれ傾倒している。
強く優秀な男の種を選別することに命をかけることが女の本能ならば、過去の男の記憶などあまり重要でなくなることは容易に理解できる。
しかも子供を産める数が大して多くはないのだから、唯一の男に永遠の契約を結ばせたいのは、常に女の発想であることも。
その契約をもって女は純愛と呼ぶかもしれない…。
しかしそれは、ひどく残酷な愛の形でもあるのだ。
最後に燃え残る愛の結晶が母性であったなら、それで男は充分に満たされるけれど。

[ 2007/09/21 20:12 ] 同人日記 | TB(0) | CM(0)

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