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日本人を再認識 


いろいろと買い物をした町のスーパーで、シャンプーとリンスの詰め替えパックを置き忘れてしまった。
それに気づくまで20分は経過していたかもしれない。
慌てて戻るもやっぱりなくて、こんなとき昔の日本ならどうだったろうという思いが頭をよぎった。
不景気だからしょうがない、置き忘れた自分が悪いのだ。
たとえ故も知らぬ人に使われたとしても、あのシャンプーとリンスは自らの役目をまっとうできるのだから、それでいい。
もちだは潔がよい。男の中の男だ。言うなれば侍にちかい。なんとなく侍っぽい。
しかしセコくも未練が残り、だめもとで店員さんに尋ねてみた。
すると忘れ物として保管されているというではないか。
すかさず胸のポケットからレシートを取り出し、これです、これこれ、ここここここ、これは僕のです。
二つあわせて556円も払ったのだから必死のアピールをした。
店員さんは分かった分かったと言わんばかりの迷惑顔で、落とし物帳簿みたいなものにサインを求めてきた。
サインを書きながら再び尋ねてみると、なんとお客さんが届けてくれたという。
もちだはてっきり盗られたとばかり思っていた。
昔よりも醜くゆがんでしまったのはどうやら自分の心のほうだった。

家に着くとすぐさま顔を洗った。
日本人は変わってない。







[ 2013/08/18 02:40 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)